# 起動のフローとアーキテクチャーの概要

コールドブートとは、電源オフの状態からシステムを起動するプロセスです。コールドブートのプロセスは次の手順で進められます。

1. コールドブートによりプライマリブートローダー（PBL）を実行して、拡張可能ブートローダー（XBL）の初期システムを設定します。
2. XBLはDDR初期化などの広範囲なシステム初期化を実行し、UEFIイメージを読み込みます。
3. UEFIにはリッチ・ファームウェア・インターフェースがあります。ここで、Qualcomm Linuxでブートマネージャーとしてsystemd-bootを読み込み、OSイメージを管理します。

コールドブート全体の詳細については、[コールドブートのアーキテクチャー](https://docs.qualcomm.com/bundle/publicresource/topics/80-70020-4/bootloader-architecture.html) を参照してください。

## UEFIブートマネージャー

Qualcomm Linuxはsystemd-bootをユニバーサル・エクステンシブル・ファームウェア・インターフェース（UEFI）ブートマネージャーとしてサポートしており、Linuxカーネルの読み込みとブートに対応しています。この場合、Qualcomm Linuxカーネルは、EFIスタブとしてビルドされています。

## systemd-boot

systemd-bootは、EFIイメージの実行、ブートエントリーの提供、UKI（ユニファイドカーネルイメージ）のサポートをおこなうUEFIブートマネージャーです。systemd-bootは次のコンポーネントをサポートしています。

- ブートエントリー：タイプ1のブートローダー仕様エントリーはESPの `loader/entries/` ディレクトリにあります。これらのファイルには、Qualcomm^®^ Linuxカーネルイメージと、関連付けられているinitrdイメージや他のEFI実行可能ファイルについて記述されています。
- UKI：タイプ2のブートローダー仕様EFIのUKIは、実行可能なEFIバイナリで、ESPの `/EFI/Linux/` ディレクトリにあります。

    ブートエントリーとUKIの詳細については、[The Boot Loader Specification](https://uapi-group.org/specifications/specs/boot_loader_specification/) を参照してください。

systemd-bootはメタYoctoレイヤーのsystemdパッケージの一部です。Yoctoレシピは `systemd-boot_254.4.bb` レシピファイルを使用して、systemd-bootと `uki.bbclass` レシピファイルをビルドし、ESPイメージの生成を処理します。

systemd-bootの詳細については、[systemd-bootとUKIでセキュア・ブートを構成する](https://docs.qualcomm.com/bundle/publicresource/topics/80-70020-27/qualcomm_linux_software_components.html#configure-and-secure-boot-with-systemd-boot-and-uki) を参照してください。

## EFIスタブとしてのQualcomm Linuxカーネル

EFIブートスタブにより、従来のEFIブートローダーがなくてもQualcomm Linuxカーネルを直接起動できます。

Qualcomm Linuxカーネルが `CONFIG_EFI_STUB` カーネル構成オプションでコンパイルされている場合、ブート・ファームウェアはEFIイメージを実行可能ファイルとして読み込むことができます。この場合、ファームウェア・ローダーはEFIイメージ `drivers/firmware/efi/libstub/` の `EFIブートスタブ` の場所を参照します。

Arm^®^ （Arm64）の場合、圧縮カーネルはサポートされないため、カーネルイメージはポータブル実行可能（PE）ファイル形式、または一般的なオブジェクトファイル形式（COFF）イメージとして機能し、EFIスタブはカーネルにリンクされます。

LinuxカーネルをEFIイメージとして起動する方法についての詳細は、[The EFI Boot Stub](https://docs.kernel.org/admin-guide/efi-stub.html) を参照してください。

## ブートイメージとESPまたはブート・パーティション

ESPまたはブート・パーティションは、`efi.bin` イメージのストレージ場所として機能し、systemd-bootとUKIをパッケージ化します。UKIにはカーネルイメージ、initramfs、カーネルコマンドライン引数が含まれています。

UEFIファームウェアはUEFIブートローダーを起動し、カーネルブートイメージを読み込みます。ESPは、UEFI仕様でサポートされているfile allocation table (FAT) でフォーマットされます。UKIイメージのフォーマットと、基本Qualcomm Linuxメタレイヤーで対応するサポートの詳細については、[systemd-bootとUKIでセキュア・ブートを構成する](https://docs.qualcomm.com/bundle/publicresource/topics/80-70020-27/configure_and_secure_boot_with_systemd_boot_and_uki.html) を参照してください。

## デバイスツリーのブロブ選択

デバイスツリーのブロブはすべて `dtb.bin` の一部としてパッケージ化されます。UEFIはQualcomm Linuxカーネルに適したDTBを選択して読み込みます。

起動時のDTB選択については、デバイスツリー を参照してください。

Last Published: Jan 01, 2026

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